【業務効率向上】PowerAutomateのアクション「JSONの解析」の使い方

PowerAutomate
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はじめに

本記事の対象者

  • Power Automateのコネクタ「データ操作」のアクション「JSONの解析」の使い方がわからない。
  • 実際にどんなデータに適用できるのかを知りたい。

本記事の目的

  • Power Automateのコネクタ「データ操作」のアクション「JSONの解析」の使い方を知る。

コネクタ「データ操作」のアクション「JSONの解析」の使い方について

2021年2月から無料版Power Automateを使って今まで貯めてきたノウハウを解説していきます。

自分のノウハウのまとめは、「【業務効率向上】【備忘】PowerAutomateの使い方一覧」にあります。もしよろしければ確認してみてください!!

今回の紹介するフロー

今回は、コネクタ「データ操作」のアクション「JSONの解析」の使い方を知るため、以下のフローを使用します。

タイトルにもありますが、今回のメインはアクション「JSONの解析」になります。

JSONのデータのスキーマ(型)を定義しないと認識されないので、定義する部分も重点的に紹介します。

Power Automateのアクション「JSONの解析」のスキーマ登録の方法

まずは、アクション「JSONの解析」を使用するにあたり、スキーマを定義する必要があります。

具体的には、以下のようなものです。

今回のスキーマの定義

慣れている人でないと「何この呪文。。。。」みたいになると思うので、スキーマを自動で認識・生成する方法がPower Automateにあるので、その手順を解説していきます

手順1:JSONの解析に必要な実際のJSONデータを探す

まずは、JSONの解析に必要な実際のJSONデータを探す必要があります。

そこで、今回はoutlookに登録されているデータで、コネクタ「複数の連絡先の取得」のデータ「電子メールアドレス」を元に説明します。

もう、JSONがどんなデータなのかがわかっている場合は、ここの章は飛ばしください。

まずは、以下のように実際のデータを見ていきます。

上で細かい設定の説明は、割愛いたしますが、
データ「[{“Name”:”test@gmail.com”,”Address”:”test@gmail.com”}]」がJSONデータです。

こんなデータを見つけたら、「JSONの解析」ができる!!と考えてください。

このデータは、後ほど使うのでコピーしおいてください。

手順2:アクション「JSONの解析」にコンテンツとスキーマを定義

次は、手順1で説明したフローにアクション「JSONの解析」を追加して、設定を行っていきます。

アクション「JSONの解析」を追加したものが、下になります。

コンテンツには、コネクタ「複数の連絡先の取得」のデータ「電子メールアドレス」をセットします。

また、スキーマについては、自分で定義を書くことができますが、今回はボタン「サンプルから生成」で自動生成するので、ボタンを押下します。

ボタン「サンプルから生成」を押下すると下の通りに画面が表示されます。

上の画面が表示されたら、先ほどコピーした実データである「[{“Name”:”test@gmail.com”,”Address”:”test@gmail.com”}]」を貼り付けます。

そのあとは、完了を押下するだけです。

押下すると、下のようにJSONのスキーマが自動で生成・設定されます。

スキーマは一部しか表示されていないですが、全体が確認したい人は一度上に戻っていただければ、掲載されているので、確認をお願い致します!

アクション「JSONの解析」の値を設定

Power Automateのアクション「JSONの解析」のスキーマ登録の方法で説明した通りに設定すれば、動的なコンテンツに「JSONの解析」が表示されて設定するだけです。

実際に設定にするには、以下のように動的なコンテンツに「JSONの解析」が表示されます。

各項目が表示されている

そして、あとはスキーマで定義したそれぞれの項目が表示されたものの中で、抽出したい項目を選択するだけです。

選択すると以下のようになります。

メールアドレスを設定

設定の方法は以上になります。

実行結果

今回のフローを実行すると下のようになります。

上の結果から[{“Name”:”test@gmail.com”,”Address”:”test@gmail.com”}]のデータから、Addressの部分だけ抽出できていることがわかります。

補足情報 今回のフローの想定用途

今回のフローの想定用途は、JSONデータを解析して項目ごとに抽出することになります。

個人的には、「Apply to each」の個数が減るものかなって思ったのですが、
今回も「Apply to each」が自動生成されてしまっていたので、変わらないかもしれません。

まとめ

出典:Microsoft Power Automateより

まとめに入ります。

業務効率を上げるために提供されているMicrosoft365のツール群で、今回は【業務効率向上】PowerAutomateのアクション「JSONの解析」の使い方を説明しました。

今回のフローの想定用途は、JSONデータを解析して項目ごとに抽出することになります。

とりあえず、JSONデータに出会ったら、使ってみるのをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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