1.はじめに
1.1 本記事の対象者
- PMPの合格までの勉強方法及び勉強量の一例を知りたい方
1.2 本記事の目的
- 筆者の個人的な合格体験記を備忘と共有
2.PMPの合格までの経緯
本記事では、筆者が2024年11月にPMPに受験し合格した経緯を記載します。
2.1.【結論】PMPの勉強方法及び勉強量
いったん合格までの経緯を記載する前に、結論勉強方法と勉強量がどのようなものかを記載します。PMPの勉強方法は以下のものです。
- 35時間公式研修での資料の読み込み
- PMP完全攻略テキストの問題を解く
- Udemy 模試2回分を解く
- YouTubeでPMP関連の動画を視聴
各勉強方法の勉強量は以下になります。
- 35時間公式研修での資料は4周
- PMP完全攻略テキストは2周
- Udemyの模試2回分は3周
- YouTubeの動画は隙間時間にちょこちょこ
以降にPMPに受験し合格するまでの経緯を記載します。
2.2.PMPの受験前の実施したこと
PMPの受験前に実施したことは以下のことです。
- 35時間公式研修の受講
- PMPの受験のための申請
- PMPに向けた勉強
上記3つについて、以下に記載していきます。
2.2.1.35時間公式研修の受講
PMPの受験資格は以下のような条件があります。
- 過去8年以内において、プロジェクトマネジメント経験が36ヶ月以上(大卒以上の場合)
- 35時間公式研修の受講実績があること
上記No1の条件は、IPAのプロジェクトマネージャ試験とは異なり、実務経験がないといけない条件になっています。
上記No2の「35時間公式研修の受講実績があること」が今回の項番の題目のことを指しています。
35時間公式研修は、PMPの組織が公認している研修のことです。
研修では、PMPの教材を用いて各研修機関の講師が説明され、35時間以上の受講をすると、受験資格の一つを満たすことになります。
2.2.2.PMPの受験のための申請
この項目は、項番「2.2.1.」に含めてもいいかと思ったのですが、一応個別にした方が分かりやすいと思い、別項番にしました。
PMPの受験のための申請では、項番「2.2.1.」でも記載した36ヶ月以上のプロジェクトマネジメント経験を英語で書いて申請する必要があります。
自分の場合は、35時間公式研修で学んだPMBOKの考えや用語を意識した書き方にして通りました。
受験の申請時の注意点としては、人によっては「プロモコード」と呼ばれる受験料割引のコードを持っているため、受験登録時に入力を忘れないようにしましょう。
筆者はプロモコードを入力せずに受験登録してしまったため、「登録後にプロモコードがあります」と問合せ先に連絡しました。
問合せ先からは「いくらかキャンセル料を払わないと適用できません。」と回答がありました。
受験料が高いので、少しでも割引したい方は、気を付けていただいた方がいいと思います。
2.2.3.PMPに向けた勉強
項番「2.1.【結論】PMPの勉強方法及び勉強量」でも記載したのですが、この項番でも詳細に記載したいと思います。
今回筆者が勉強した期間は、勉強期間は約2か月間でした。
勉強期間中は、原則休日に8時間~10時間と集中してやりました。
平日に実施しなかった理由としては、以下のものになります。
- 平日は仕事と育児の時間を優先するため
- 試験時間が230分と長く、その感覚に慣れるため
- 答え合わせの際に、どのような思考で間違えたかを覚えていられるようにするため
勉強の教材と用途は、以下のようになります。
- 35時間公式研修の教材:PMPの考え方を理解するため
- PMP完全攻略テキスト:模試による問題に慣れる且つ用語を理解するため
- Udemy 模試2回分:模試による問題に慣れる且つ本番さながらの操作に慣れる
- YouTubeでPMP関連の動画を視聴:用語を理解する
「35時間公式研修の教材」については、教育機関ごとに異なると思うので、説明を割愛します。
「PMP完全攻略テキスト」は、下の教材になります。
各カテゴリに対しての小問題と1回分の模試があります。
PMPで使われる用語の説明が丁寧に書かれています。
そのため、「35時間公式研修の教材」に出てきたわからない用語は、PMP完全攻略テキストで調べて理解しました。
また、テキストの最後の方に180問の模試1回分があるため、試験問題に慣れる目的でも使用できます。
「Udemy 模試2回分」は、ブラウザ上で模試2回分をやりました。
Udemyの模試のコース名は、「PMP (Project Management Professional) 試験模擬問題集 全360問(2回分)」でした。
Udemyの模試では、以下の点でよかったと思いました。
- 本番さながらのブラウザ上で回答するため、操作感に慣れることができる
- 紙ではないため、正誤の判定に時間がかからない
- 解説もわかりやすい
- 「誤った問題」や「後で見直したい問題」のフィルターをかけられるため、振り返りがしやすい
いろいろ勉強をした後の最後の追い込みに最適だと思いました。
「YouTubeの動画」では、あるYoutuberがPMPに特化して説明しているものがありました。
動画なので隙間時間にながら勉強できますし、参考書とは違って動画で分かりやすいため、非常に有益でした。
2.3.PMPの受験当日のこと
PMPの受験当日についても記載します。
PMP受験は、新宿の試験センターで受けました。
入り口のあたりに「PMO」という文字があり、それを目印にすれば良いと思います。
試験センターがある階にエレベーターで上がるには少し癖がありました。
その癖とは、エレベーターホールに入るには壁にあるディスプレイで該当階のスタッフさんに連絡をしてからでないといけませんでした。
試験会場に入った後は、スタッフさんの指示に従って受験していきました。
受験が完了したら、スタッフさんから仮の試験結果の紙が渡されます。
紙に「PASS」など合格に近いニュアンスの単語があれば仮合格となり、試験中に不正行為がなかったかのチェックをした上で、48時間以内に登録したメールに正式な合否結果が届きます。
2.4.PMPの受験後のこと
PMP受験後は、正式な合否判定を待ちます。
自分の場合は、だいたい24時間後に「Congratulations, you have obtained a PMP」という件名で正式な合格の連絡がありました。
PMPの個人ページに入ったのちに、合格証明書もダウンロードできるため、それは保存しておくといいと思います。
3.まとめ
PMPの合格までの経緯を記載しました。
勉強方法や勉強量など今後受験される方の参考になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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