はじめに
本記事の対象者
- フォルダ内のファイル名の一覧を作成したい人
- ファイルのパスや拡張子を確認をして、フォルダ内にあるファイルの調査をしたい人
本記事の目的
- コマンド「forfiles」を利用して、フォルダ内のファイル名などの情報を一覧化する方法を知る
フォルダ内のファイル名などの情報を取得して一覧にする方法
フォルダ内のファイル名などの情報を取得するためのコマンド
はじめましてミムです。
普段の業務をするにあたり、フォルダ内のファイルを調査することやファイルの一覧が欲しいことがあるため、備忘録として記事にします。
今回、フォルダ内のファイル名などの情報取得するために使用するコマンドは、「forfiles」です。
コマンド「forfiles」は、指定したフォルダ内のファイルまたはフォルダの情報を取得するものです。
いつも使っているコマンドの使用例を下に示します。
上記のコマンドを実行すると、以下のような結果が表示されます。
「> C:\test.txt」を「コマンド「forfiles」の使用例」に末尾につけると、ファイルに実行結果を書き込んで保存してくれるので、便利です!
念のため、「forfiles」のオプションも記載しておきます。
フォルダ内のファイル名などの取得した情報を一覧にする方法
ここでは、あるフォルダ内のファイル一覧を作成する方法を具体的に示していきます。
今回は、以前記事にした以下の転記ファイルの束が存在するフォルダをもとに説明します。
ファイルの一覧を作成したいフォルダに移動
まずは、下図のようにファイルの一覧を取得したいフォルダに移動します。
今回の移動先は、フォルダ「転記マクロ」内のファイル一覧を作成します。
ファイルのパスを取得
続いて、ファイルのパスを取得します。
ファイルのパスを取得するには、ファイルの「プロパティ」から情報を取得することができます。
そのため、下図のようにどのファイルでもいいので、右クリックし「プロパティ」を押下します。
そして、プロパティの中の項目「場所」に記載されているパスをコピーすることで、取得することができます。
今回のファイルのパスは「C:\Users\Imshy\OneDrive\デスクトップ\転記マクロ」になります。
取得したファイルのパスをコマンドに入れる
前半で説明していたコマンド「forfiles」の使用例に、取得したファイルのパスを当てはめると以下のようになります。
コマンドプロンプトでコマンドを実行
「今回のコマンド「forfiles」の使用方法」のコマンドを、以下のようにコマンドプロンプトで実行します。
エラーもなくコマンドが正常終了していることが分かります。
末尾に今回は、出力結果をファイル(test.txt)に格納するように記述しています。
そのため、下の画像のようにフォルダにファイルが作成されて、ファイルの中身に出力結果があることが分かります。
出力ファイルをExcelに貼り付ける
先ほどの出力結果を格納したファイル(test.txt)の内容をExcelに貼り付けます。
Excelに出力結果を貼り付けると、1列にしか情報が貼り付けられていないことが分かります。
そのため、次の手順で各セルに分割するようにします。
区切り文字を設定して、フォーマットを整形
まずはA列のみだけ選択して、「区切り位置」を押下します。
「区切り位置」を押下したのちに、以下の画面が表示されます。
1つ目の画面では、赤枠の「コンマやタブ~」を選択して「次へ(N)」を押下します。
2つの画面では、赤枠の「スペース」「その他」を選択して、その他には「”」を入れて、「完了」を押下します。
そうすると、下のように区切り文字を基に分かれます。
あとは、フォーマットを整形すれば完成です。
ファイルの一覧として利用できるのは、C列になります。
まとめ
まとめに入ります。
フォルダ内のファイル名などの情報を取得して一覧にする方法を説明しました。
この一覧を作成することで、フォルダ内部の整理をするための調査をすることが可能になります。
そういう業務をすることが多い方には非常に便利な方法だと思うので、ぜひ参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント